鬼の顛末記

ある日、windows updateが俺に問いかけた、「windows xp sp2にアップデートしないか?」と。
sp2が危険であることは承知していた、でも、今回はwindows updateからの直接の申し出である。
前まで騒がれていた危険性というのは全て解決できたんだろう、そう思うのが人間ではないだろうか。
そして、その文句に踊らされて、アップデートのボタンを押した、インストールは着々と進む。
数分後、嫌なメッセージが表示される、「xx.dllが見つかりません。場所を指定してください」
なんだこれは?普通に考えて、そのなんたらdllというのに、心当たりがあるはずがないじゃないか。
そして、そこで、インストールは失敗した、この時点で怒るのは至極当然ではないだろうか。
とても不安になって、再起動をしてみた、Cドライブを読み込む音が数十分した挙句、起動しなかった。
CDブートをして、OSを入れなおしてみた、まだ、これで起動できるだろうと思って、安心していた。
でも、パソコンは起動することがなかった、心底怒りに打ち震えた、原因は全て、全てSP2にある。
何も考えられなくなって、フロッピーディスクを取り出し、Cドライブを物理フォーマットした。


マイクロソフトがここまで終わっている企業だとは思わなかった、もう何も信用できない。